あずましのぶです。
おじさん海外俳優が大好きです。
映画館再開されましたが、公開情報まったく追ってなくて、新作映画見る元気がない今日この頃です。ポケモンのDLCくるし、ますます引きこもる予感。今のぼくに必要なのはメッソンちゃんのかわいさなのです。

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「ヴィジョン The Vision」の読書感想文

2020.04.19 Sunday

 

ワンダと離婚したあと、ヴィジョンは妻、娘、息子を作り出し一家として郊外へと引っ越した。
人造人間ファミリーをめぐるお話。上下巻です。

 

ライター:トム・キング

アーティスト:ガブリエル・ヘルナンデス・ウォルタ

 

ヴィジョンは自分で家族を作り(文字通り作った)、一軒家へと引っ越す。
朗らかに隣人と挨拶を交わす冒頭からしてもう不穏。
ヴィジョンがアベンジャーズとして働く間、妻ヴァージニアは家に、娘のヴィヴと息子のヴィン双子は高校へ。そして訪れる惨劇…。
ワンダーマンの人格をコピーして作られたヴィジョンを恨むワンダーマンの兄であるグリムリーパーがヴィジョン不在の一家を襲う。ヴィヴを破壊されヴァージニアは激昂。グリムリーパーを殺害してしまう。ここからヴィジョン一家は転がり落ちるように破綻していく。


ヴィジョンが仕事をしてる間、“家族”であることを守ろうとするヴァージニア。挙句の果てが殺人。そしてもっと最悪の方向へ向かってしまう。娘を救おうとするヴィジョンの必死さは切ないが、やはり怖い。これやばいんじゃないの?と思いつつヴィジョンの暴走を止めることのできないアベンジャーズの不甲斐ない感じも歯痒いんだよ。
ヴィンが問題を起こしたため高校へ呼び出されて校長に退学を迫られたヴィジョンは「私は37回も地球を救った。あなたの命は私の献身の上に成り立っている」と言って押し切るんだけど、それを言われたらぐうの音も出ないよな…。
ヴィヴとクラスメイトのクリスのやりとりが悲劇的な事件とオーバーラップしてすごく悲しい。泣いちゃった。クリス本当にいいやつなんだもの。

 

ぼくが本作で初めて知ったのがヴィクター・マンチャというヴィジョンの弟にあたる少年。ランナウェイズの一員で、ドラマにも登場してるんだって。ランナウェイズ、全然興味なかったけど、俄然興味出てきたな。ディズニーデラックスにあるからね!
解説集によると、ヴィクトリアスというヴィランになるのはコミックでも軽く触れただけで本作の著者であるキングがかなり設定を盛っているとのこと。ヴィラニウムに依存してるのがなんともまた薄暗い。

ヴィクトリアスになることを恐れ、ヒーローとして生きようともがくヴィクターは興味深いキャラです。彼の個人誌出してほしい。


高潔で気高くあるはずのヒーローとしてのヴィジョンではなく、ワンダとの幸せな日々を忘れられずに家族を“作った”エゴイストな面を描く本作。
作り出された生命体がどうして“普通に”生きていかねばならないのか、人間ではないというだけで普通に生きて行くのがこんなにも困難で苦しいものなのか、読んでてすごくつらかった。ヴィジョンにとって“家族”が全てになったように、妻ヴァージニアにとってもそうなっていったのが最後の最後でわかるのが悲しく切ない。泣いちゃうよ。
「ヴィジョンおまえ、だからそういうのをやめろって」って最後をぜひその目で確かめてください。


特殊なようでいて実に普遍的なテーマが隠れてるように感じました。めっちゃおもしろいです。登場する人物を説明してくれる解説集も上下巻ともに付属しているので、あまり詳しくないぼくのような人間でも大丈夫!
ぜひぜひ読んでみて!

 

 

 

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2020.08.04 Tuesday

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